【実話】出逢ったのはフィリピーナ。別れたのもフィリピーナ。

1994年フィリピーナとの出来事を当時の記憶のまま、お伝えして行きます。

今だから話せる事。忘れては行けない事。その教訓が現代に至る事。

15*ミサとケンカした

【閉店のシンフォニック】

マイを自宅に残し「ちょっと友達と飲んでくる」と言ってシンフォニックへ向かいました。シンフォニックへ行く事はマイの知っているフィリピーナと会う事もあり、マイへ何だか悪い気がし、正直に行き先を伝える気分にはならなかったのでした。

マイと出逢った思い出の店が諸事情で閉店となってしまい、それなりに楽しく飲んでくれた、フィリピーナ『アキ』や日本人『ミサ』へ、またいつかどこかでと一言いいたかったのです。

 

「いらっしませ~タツさん。お久しぶりで~す」

と、アキが同席しました。

「おぅ!久しぶりー!アキ相変わらず元気だね!」

「タツも元気だね、でも瘦せたでしょ?私はいっぱい太ったよ~。あはは」って、毎度毎度のその大きな胸に私の顔面を埋め込みました。

…アキのボディサービスはより過激化している…

でも、何故か男としての性欲が全く沸かないのです。

 

健には自慢のネタにしてやろう。

 

週末なのにお客さんが殆どいなかったので、ミサも同席しました。

店が閉店となる理由を何となく察したのです。

それはそれで、まだスタイル良く知的なミサの方が魅力ある。

アキと同様なサービスはないのかコイツは?と思いつつ『俺にはマイがいるから』と言う安心感で、下心には自動ブレーキがかかっていました。

 

【ミサから質問攻め】

「タツどうしたの?」

「なにが?」

「何がじゃなくマイの事だよ、電話で言ったじゃん」

 

シンフォニックが閉店って事で、最後にミサやアキに会いにこようって言う前向きな気持ちで来たのに、まだその話を持ち出すのこの女?しかもアキがいるのに。

「なに?マイを知ってるのあなた?」

ほ~ら、アキが食いついて来たじゃん。

 

「いや、だからマイなんて知らないよ!駅前歩いてたのは女友達だし」

「いやいやいや、あれマイだったよ」

「タツ!マイと一緒なの?それなら私も一緒に住んでいい?二つ部屋あったでしょ?」

何を言い出すんだ、このデブフィリピーナは?!

 

「アキはタツの家に行ったんだ?」

「あ~、ミサちがいます。私はタツの家は部屋は知ってるだけです」

アキも焦ったのだろう言い訳が支離滅裂となっている。

動揺して不慣れな日本語なんて話せる筈がない、もう黙れ巨乳。

 

「だからアキも連れ込んだんじゃん、アホじゃないこの男」

「いや、連れ込んだとかじゃなくてさ、たまたまそんな流れになって、え~と俺から仕掛けた訳じゃないし…」

 

【ロンリー・チャップリン

「そうです、ミサ、私が電話して帰れなかったですの…」

悪化させてるよ。

「Tanga!(バカ!)アキ」

「Hindi!Tanga!(バカじゃない!)」

 

・Tanga (タンガ)

バカ、アホ、間抜け等の意味

・Hindi(ヒンディ)

※否定の意味

違う、いいえ、ない、ではない等

https://ja.glosbe.com/ (Glosbe-多言語オンライン辞書)

 

挙句にはタガログ語での感情論となってしまい、収束に向かうよう冷静になりました。

 

「アキ、黙っててくんない。その話はもうどうでもいいよ。俺だって変に誤解されるだけだし…それにこんな話してるのボスに聞かれたらマズイだろ」

 

『ボス』と言う『飛び道具』とっさに出せたのは我ながら合理的なかわし方でした。

アキとミサは不意打ちで鎮火した様子だ、二人とも店の奥にじっと目を向けた。

 

「わかった。アキもう止めよう。タツはお客さんだからね」

「そうだよ、そんな持ってねぇけど、ちゃんと金払って飲んでんだぜ」

「タツ。ごめんね~」

と、ぷにぷにです。

 

空気が微妙だった事もあり、ミサがたまには一緒に歌おうとカラオケを進めてきたので『ロンリー・チャップリン』を歌いました。

サビでの ”oh, Do what  you wanna do again ♪” では、アキも参加して二人の女から両側からすり寄られている自分がいました。

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【シンフォニックでの最後の時間】

ミサからそろそろ時間だと告げられました。

お会計が終わりタバコをポケットに押し込んでいる時に、ミサは私にこう言ったのです。

「タツ、さっきは悪かったけどさ、心配してるんだよ」

 

私は暫く黙ってから

「…マイがジャンキーとかフィリピンに旦那がいるとかって、それって根拠あるの?」

 

ミサも暫く黙ってから

「…あ~あれね。気にしないでいいんじゃん、噂だけだし…」

この言葉を言うまでの沈黙の意味は?

 

シンフォニックの出入口で、アキと軽くハグをして「Paalam (パアラム:さようなら)元気でな!アキ」

「タツも元気で!」

 

そして、ミサとも軽くハグして

「色々ありがとう楽しかった。スドーに言わないでくれよ」

「スドーなんか、ウザイおやじだし気にいらないから。タツ、もう困っても自分だよ分かる?」

 

無言でうなずき、シンフォニックを後にしました。

二人は私の姿が見えなくなるまで見送ってくれました。

 

そして、最後の最後にマイとの同棲を認めた事は失敗だったかも?

いや、もうミサやアキに会う事はないよ

考える事は山ほどあっても、酔っていたので気にしない事にしました。

早く帰ってマイに会いたかったのです。

 

(つづく)

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