【実話】出逢ったのはフィリピーナ。別れたのもフィリピーナ。

1994年フィリピーナとの出来事を当時の記憶のまま、お伝えして行きます。

今だから話せる事。忘れては行けない事。その教訓が現代に至る事。

13*フィリピーナ『マイ』と再会し自宅へ

【タクシー】

深夜の駅前ロータリーで待つ事30分、タクシーに乗ったマイが現れました。

深夜料金もプラスされ1万くらい支払ったと思います。

小さな身体で、大きな瞳は紛れもなくマイでした。

 

「マイ、久しぶり!」

「タツ!元気だった~?」

「俺は元気だよ。マイはどうした?急にいなくなってさ」

「色々あったです。今は元気です。荷物多いから一緒にてつだって」

 

タクシー運転手はトランクから大きなキャリーバッグを2つも取り出しました。

 

「え?こんなに荷物が…マイ、一人で長野から運んで来たの?これを運ぶの?」

「そうだよ」

 

坦々と答えるマイに肝心な事を聞いてみました。

「マイ。これからどうするの?」

「タツの家に泊めてほしい」

 

あの日の事は明確に覚えています。

マイは私の家に泊めてほしいから深夜に電話して来た。

でも、それは只単に行く場所が無かったからなのかも知れません。

マイは一方的に惚れてしまったフィリピーナだったけど、その時は彼氏彼女の仲でもなかった。

半年間も音信不通になっていたのにも関わらず、当たり前の様に店の顧客である男の家に泊まりに来る。

アキも同じ様に泊まりに来た事を思い出しました。

それは、人種的な文化?

日本で生き抜くじゃぱゆきの作戦?

 

「あの~、運転手さん。近所だけどこのまま乗せて行ってもらえますか?」

「え~、良いですけど一回メーター切っちゃったからなぁ…」

「それは構わないです。あらたに料金払いますので」

と、荷物を再びトランクへ戻すのを手伝って、マイを連れて自宅に戻りました。

 

どんな理由であれ、好きな女が特別口説いた訳でも無いのに、何の躊躇もしないで自宅に来てくれる事を拒む男なんかいません。

ここで断れば、偽善な行動をした自分に後悔した事でしょう。

 

【マイを自宅へ】

マイはアキの次に私の自宅に入れたフィリピーナでした。

 

緊張してかアキの時より、よそよそしくなっている自分がいて、すっかりくつろぎ状態のマイは、数ある荷物から化粧品やら部屋着とかを出していたので、始めはどうしたものか悩み、コンビニへビールとかサンドウィッチとかを買いに行ってる間に着替えてもらう事にしました。

 

ビール飲みながら朝方まで話しました。

マイを独占しているからシンフォニックで飲んでる時より数100倍楽しかった。

それに会話中、私から込み入った事は一切口にしませんでした。

マイからも出て来ません。

もちろん気になる事は山ほどあるけど、この場の空気が壊れてしまうのが怖かったのです。

 

新聞屋のバイクの音が聞こえてきた頃

 

「マイ。どうする?俺と一緒に住む?」

「タツが良ければ暫く住んで良い?」

「いや、暫くじゃないでしょ?」

「あ~ん。どうしようかな…?」

と、マイはいたずらにニヤニヤしていました。

 

「タツはあたし好きなの?」

と愚問をいいながら、マイは少し力強く私の右頬をつねりました。

その瞬間に全てが解放され、初めから緩んでいたブレーキは完全に歯止めが無くなり。

力いっぱいマイを抱きしめました。

 

「タツ、ちょっとイタイです…」

さっきの仕返し。「Mahal Kita ってタガログ覚えたよ」

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(つづく)

kinotatsuya.hateblo.jp

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