【実話】出逢ったのはフィリピーナ。別れたのもフィリピーナ。

1994年フィリピーナとの出来事を当時の記憶のまま、お伝えして行きます。

今だから話せる事。忘れては行けない事。その教訓が現代に至る事。

10*マイとスドー

【ノルマ】
ミサからの情報もありマイの男スドーを確認したく、久しぶりにシンフォニックへ行きました。
粗満席で賑わっていてスドーが誰なのか見当着かない状態。

別に喧嘩売るつもりはないし、一方的に惚れた女の何の面識もない男に、面と向かって用はなく、ただ単に興味本意と、もしかしたらスドーと会話して、マイの事も聞けるかも知れない。

 

聞いてどうなる…?

どうにもならないね。

自問自答を繰り返していました。

 

「お久しぶりで~す」
と、しらじらしく挨拶して横に座ったミサ。
「いいよ。好きなの飲んで」
「金ないんでしょ?一杯だけ頂きます!」
「どうぞ。どうぞ。」

乾杯するとミサはニヤリと笑って
「深追いするなと言っても、あたしもノルマあるからさ、金ない あんたでも呼ばないと苦しいんだよ」
「だろうね。俺もわざわざ出て来てるし、ノルマってどれくらい?」
「そんなの言える訳ないじゃんバカ!…でも、フィリピン人よりかは背負ってる物は無いからラクだけど…」
「フィリピーナって色々あるんだろうな」
「そうだよ。アイツらは生まれた環境が違うんだし、それを受け入れる根性ある男じゃないとダメだよ」

フィリピン人は店のノルマ以上に、祖国家族へのノルマが計り知れないのだろう。

ミサはフィリピーナを嫌っているようだけれど全ては根拠ある言動で、私には常に警告をしている様子でした。

そんな事よりスドーって男はどこだ?

【スドー】
「ミサ、スドーってどの人?」

「アキが付いてる男」

店内をぐる~とアキを探した。
四っつ離れた席にアキはいた。
その横にスドー確認!

銀縁眼鏡の50代くらいのオッサン。だけれど、がたい良く、と言うかデブ…腹が出てる。俺の方が全然若くて良いじゃん。
やたら、チャラチャラしたブレスレッドを2つもしてる。やっぱ金なんだな。

そんな思いが廻り、スドーを『ライバル』として見下していました。

「あ~、あの人?今日はなんで(スドーは)来たの?」
「ボスとも仲良いしアキもスドーからの紹介だし。じゃない?」

ふぅ~ん。

「アキと代わってくるよ。アキがこっちに来てあたしがスドーの所に行くから」
「可能なら…」
「どっちにしろ、そう望んでるんでしょ?あたしがあんたを呼んだ事は内緒だよ」

ミサは察していました。

私がスドーに接近するのはこの場では不自然だし、せめてスドーと面識あり今現在会話をしているアキにはマイの情報が入っている筈だ。
 
【マイとスドー】
「タツ!久しぶりだね!」
と、アキは例のごとくその大きな胸を私の腕にスリスリして来ました。

「アキは元気だったの?」
「元気です~!タツは何してた?他の店いってた?あはは」

いつもの調子のアキへマイの事を聞いてみた。

「マイはどうした?あれから連絡ない?」

アキは私の耳元へ直接話して来ました。

「マイのスドーさん来てるよ。マイはいなくなったんだって。だからスドーさんが探しに来てるよ」
「何で?!じゃぁマイはどこに?」
「スドーさんと喧嘩して出ていって、私は連絡知らないから分からない…」

予期せぬ展開になっていた。
マイの情報が欲しかったのは私だけじゃなかったのでした。
そしてマイは更に遠くへ行ってしまった事を察しました。
 
どこで何やってるんだろう?

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 (つづく)

kinotatsuya.hateblo.jp

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